二重生活ってどのくらいお金がかかるんだろう?
マイホーム買って大丈夫かな
夫が転勤族の方は、こんな風に悩んでいるかもしれません。
転勤族なら、できる限り帯同して家族一緒に暮らすのが理想ですよね^^
ですが、さまざまな事情でマイホーム計画を進めている方もいるでしょう。
わが家も、社宅の環境や子どもの転校問題などたくさん考えた結果、マイホーム購入を決めました
ただ私も、転勤族である限り「いつか夫は単身赴任になるんだろうな」という気持ちが常にあります。
こういった不安は、マイホーム計画を進める前に解消したいですよね^^
- 二重生活(単身赴任)のお金の実態
- 単身赴任経験者10人に聞いた、二重生活のお金のリアル
- 転勤族のマイホームで気をつけること
この記事ではこれらについてお伝えします◎
結論を言えば、マイホームの予算を
単身赴任を想定して設定することで
購入後のお金の不安を減らすことができますよ^^
この記事を読んで、二重生活のお金についてイメージしていだたけると嬉しいです。
それではさっそく、一緒にみていきましょう◎
二重生活(単身赴任)のお金について
夫の単身赴任で二重生活になった場合、必要なお金はどのくらい増えるのでしょうか?
まずは、単身赴任で必要なお金や手当について解説していきます^^
単身赴任に必要な生活費は月15万円
総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、
単身世帯の毎月の支出は約15万円だそうです。
内訳はこちら
項目 | 月平均額(円) |
住宅費 | 22,118 |
食料 | 41,731 |
光熱・水道 | 11,383 |
家具・家事用品 | 5,830 |
被服および履物 | 4,843 |
保健医療 | 7,703 |
交通・通信 | 18,916 |
教育 | 8 |
教養娯楽 | 17,654 |
その他の消費支出 | 24,860 |
合計 | 155,046 |
総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支」をもとに作成
ただ、単身赴任の場合は手当が支給されることが一般的。
また、もとの家(マイホーム等)は夫がいない分生活費が下がる傾向なので
今の生活にまるまる15万プラスというわけではないようです^^
少しホッとしましたね
単身赴任でもらえる手当は?
- 単身赴任手当
- 住宅手当
- 帰省旅費手当
- 引越し手当
主にこの4つで、代表的なものは単身赴任手当です。
家族と離れて単身赴任先で生活するときに支給されるもの。
二重生活の負担を和らげるためのもので、会社の条件を満たせば支給されることが多い。
単身赴任手当の相場は
会社員か公務員かによって異なります。
- 会社員の相場は月47,600円
- 公務員は月30,000円
+家と赴任先の家の距離に応じて加算
詳しくみていきましょう◎
①会社員の場合
厚生労働省「令和2年就労条件総合調査の概況」によると、
会社員の単身赴任手当の相場は毎月47,600円。
金額は会社の規模によって多少変わるようです。
企業規模 (従業員数) | 単身赴任手当の 月平均額(円) |
1000人以上 | 47,600 |
300~999人 | 47,700 |
100~299人 | 46,100 |
30~99人 | 49,600 |
平均 | 47,600 |
厚生労働省「令和2年就労条件総合調査の概況 賃金制度」をもとに作成
②公務員の場合
人事院規則九-八九(単身赴任手当)によると、
公務員の場合は、人事院規則で毎月30,000円と決まっています。
これに加え、自宅から転勤先の家までの距離によって金額が加算されるようです。
自宅から単身赴任先までの距離 | 加算額(円) |
100~300km未満 | 8,000 |
300~500km未満 | 16,000 |
500~700km未満 | 24,000 |
700~900km未満 | 32,000 |
900~1,100km未満 | 40,000 |
1,100~1,300km未満 | 46,000 |
1,300~1,500km未満 | 52,000 |
1,500~2,000km未満 | 58,000 |
2,000~2,500km未満 | 64,000 |
2,500km~ | 70,000 |
人事院規則九-八九(単身赴任手当)をもとに作成
- 東京ー福岡の場合 62,000円
約887km(30,000+32,000) - 北海道-沖縄の場合 94,000円
約2,245km(30,000+64,000)
この単身赴任手当のほかにも
- 住宅手当:家賃の補助
- 帰省旅費手当:帰省費の補助
- 引越し手当:引越し代の補助
こういった手当があり、二重生活の金銭的な負担が考慮されているようです◎
会社によってその金額や条件はさまざまで、住宅手当や帰省費を含めて単身赴任手当としている場合もあるよう。
あなたの会社の場合はどうなのか、ぜひ一度確認してみてくださいね
単身赴任の経験者10人に大調査!
では、二重生活になると生活費は実質どのくらい増えるのでしょうか?
参考までに、単身赴任経験者10人にその実態を聞いてみました!
生活費は実質どのくらい増える?
クラウドワークスで単身赴任経験者
10人にアンケートを実施(2024.4/30)
この結果からわかったことはこちら^^
- 単身赴任先の生活費は、手当などを差し引いて実質8万円以内が多い
- もとの家(マイホーム等)の生活費は最大で5万円ほど下がる可能性あり
一般的な単身世帯の生活費は、先ほどもお伝えしたとおり月15万。ですが、
単身赴任手当も考慮すると、実質8万円ほどに生活費を抑えることもできるようです◎
また、もとの家(マイホーム等)の生活費も10人中7人が減った・変化なしと回答。
最大で3~5万円減らせた方も2名おり、工夫次第で
二重生活のトータルの支出を5万円ほどに抑えることも可能かもしれません^^
あくまでもアンケートをもとにした結果ですが、ひとつの目安にしてみてくださいね
単身赴任生活を乗り越えるための工夫
アンケートでは、単身赴任生活で工夫していることも聞いてみました!
- 食費削減のため、スーパーはタイムセールを狙って行く
- クーポンを使って出費を減らしたり、コスパの良さを気にしている
- ご飯はまとめて炊いて小分けにして冷凍し、食べる分だけを温める
- 引越しのタイミングが悪いと日用品の消費や処分が大変なため、物は増やさない
- 簡易浄水器を常備して飲料水代を節約
- 月に数回帰省するときに作り置きを持たせている(妻側の意見)
このように、無理ない範囲で節約する工夫をされていたことがわかりましたよ^^
ごはんをまとめて炊いて冷凍する方法は、普段料理をしない方でも取り入れやすいですね
帰省費用は手当だけで足りる?
また、帰省の頻度や費用についても聞いてみました!
この結果からわかったことはこちら^^
- 帰省費用は、10人中7人が手当である程度足りている
- 手当が足りていると回答した7人の帰省頻度は、全員2~3ヵ月に1回
逆に、1ヵ月に数回帰省される方は、帰省費用は手当だけでは足りないとのことでした。
このアンケートの結果から、手当でまかなえる範囲で帰省頻度を調整されている方が多い印象を受けました。
帰省頻度について、事前に考えておくと安心ですね
マイホームの予算は単身赴任を想定して決めよう◎
ここまで読んでくださりありがとうございます^^
この記事では、二重生活のお金の実態をお伝えしました◎
- 単身赴任の生活費は、手当など考慮すると実質5~8万円ほどに抑えられる可能性あり
- 手当の金額は会社によって異なるため、事前に確認必須
- マイホームの予算は単身赴任を想定して決めると安心
マイホームの予算を大きく設定しすぎると、二重生活になったときに生活が大変かもしれません。
しかし、あらかじめ単身赴任に備えた予算設定をすれば、マイホーム購入後も安心して暮らすことができますよ◎
あなたの家庭にあった予算設定をするためにも、
ぜひ一度、手当の金額や条件を確認し、単身赴任になったときの生活をイメージしてみて下さいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^