
社宅がしんどくて早く出たい
転勤族として社宅暮らしを続けている方なら、一度はこんな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
- また引っ越しかぁ・・
- 今度はどんな社宅なんだろう
- 子どもの学校も変わるし、また一から人間関係を築かなきゃ
社宅制度は住居費の負担が軽く、経済的にはメリットが大きいものの、実際に暮らしてみると想像以上にストレスが溜まることも多いものです。



特に子育て中のママにとって、頻繁な引っ越しや環境の変化は心身ともに大きな負担となりますよね
一方で、家というプライベートな空間は落ち着ける場所であるべきです。
そこでこの記事では、転勤族のマイホーム購入という選択肢について、そのメリットや実現可能性について詳しくお伝えします!
- 社宅を出たいと思ってしまう理由
- 社宅を出ることで得られるメリット
- 社宅→マイホームがオススメな理由



夫が転勤族の筆者も、社宅生活に限界を感じてマイホームに引越した一人です
私の体験談をふまえつつ、転勤族こそなぜマイホームがオススメなのかわかりやすくお伝えしますね◎


”社宅を出たい”と思ってしまう理由|転勤族が抱える本音


自分らしい暮らしができないもどかしさ
社宅は間取りや設備が決められており、自分で物件を選べないことも多いです。
そのため、
- 築年数が古いことが多く、掃除してもカビや汚れがとれない
- 立地が自分にとって住みやすいとは限らない
- 自分好みにカスタマイズしにくい など



理想の生活とは程遠いことがほとんど!
- 本当はこんな部屋にしたいのに
- もっとガーデニングを楽しみたい
- 本当はペットが飼いたい
こんな風に、自分らしい暮らしを実現できないもどかしさが日々蓄積されていきます。
家は単なる住む場所ではなく、家族の癒しの空間であるべきなのに、それが叶わない現実に疲れを感じている方も多いはずです。
社宅コミュニティの人間関係ストレス
社宅には独特のコミュニティが存在します。
同じ会社の人たちが住んでいるため、職場の人間関係がそのまま住環境にも持ち込まれることが多いです。



家でも常に気を遣わなければならない状況はしんどい!
- 隣の奥さんは部長の奥さんだから
- 子どもが騒いで迷惑をかけたら、夫の仕事に影響するかも
このような心配は、一般的なマンションや住宅街では感じることのない社宅特有のストレスです。
休日でも完全にリラックスできない環境は、精神的な疲労を蓄積させてしまいます。
子どもの教育環境への不安
転勤のたびに子どもの学校が変わることで、教育の継続性に不安を感じるママも多いでしょう。
地域によって教育レベルや方針が異なるため、子どもが混乱してしまうケースもあります。



友達関係も一からスタートとなり、人見知りの子どもには特に大きなストレスとなることも
- この生活スタイルが、この子にとって本当にいいのだろうか
- 安定した環境で教育を受けさせてあげたい
このような悩みは尽きませんよね。
また、あまりにも社宅が汚すぎる場合は



こんなカビだらけの家で子育てをして大丈夫なの?
と不安になってしまう方も多いです。
終わりの見えない引越し地獄
社宅生活を続ける限り、永遠に続くのが引っ越しです。
一般的に転勤の頻度は2〜5年に一度とされていますが、会社によっては1年半という短いスパンで異動があることも珍しくありません。
引っ越しのたびに発生する作業は膨大です。
- 新居探し
- 荷造り
- 各種手続き
- 子どもの転校準備
- 新しい土地での生活基盤の構築 など



考えただけでもゾッとします!
特に小さな子どもがいる家庭では、引っ越し作業自体が一大イベントとなり、ママの負担は計り知れません。
社宅を出ることで得られる5つのメリット


1. 安定した生活基盤の確立
マイホームを購入することで、最も大きく変わるのは生活の安定性です。
単身赴任を前提に購入すれば、家族で引越しを心配する必要がありません。
そのため、長期的な視点で生活設計を立てることができます。
子どもにとっても、同じ学校に通い続けることができ、友達関係を深められる環境が整います。
習い事やクラブ活動なども継続でき、子どもの才能を伸ばす機会を逃すことがありません。
また、地域コミュニティとの関係も深められ、災害時の助け合いや子育ての相談相手など、長期的な人間関係を築くことができます。



いつかは離れてしまう転勤族時代の関係性とは異なり、大きな財産となりますよ
2. 心地よい住環境の実現
マイホームでは、間取りや設備を自分たちの生活スタイルに合わせて選ぶことができます。
- 自分が住みやすい(住みたい)と思う立地
- 子どもの成長に合わせた部屋の配置
- 家事動線を考えたキッチン設計
- 家族が集まりやすいリビング など



理想の住環境を実現できます!
DIYやリフォームも自由にでき、季節に合わせた模様替えやインテリアの変更も思いのまま◎
- ガーデニングを楽しみたい!
- ペットを飼いたい!
こんなことももちろん実現可能です。



家族それぞれの趣味や興味を満たす空間を、惜しみなく作ることができますよ
3. 長期的にみた経済的な安定
社宅の場合、家賃は完全な支出となりますが、マイホームはローンを組んでも資産形成につながります。
特に立地の良い物件であれば、将来的な資産価値の上昇も期待できます。
また、マイホームなら住宅ローン控除や固定資産税の軽減措置など、税制上のメリットもあります。
そのため、長期的に見れば経済的にお得になるケースも多く、老後の住居確保という意味でも大きな安心材料となります。
4. 子どもの教育環境の安定
住む場所が固定されることで、子どもの教育環境が安定しやすいです。
小学校から高校まで一貫した教育方針のもとで学習でき、進学に向けた準備も計画的に進めることが可能です。
社宅生活で引越しが続くと、
- 転校が続き子どもの負担になることも
- タイミングによっては子どもの進学の妨げになってしまう
→ 中学以降の引越しは高校受験に影響しやすいなど
このような不安がありますが、マイホームで定住することで地域の塾や習い事教室との関係も深めることが可能です。



子どもの特性や才能に合わせた教育を提供できますよ
また、地域の教育情報や受験情報なども継続的に収集でき、子どもの将来に向けた最適な選択肢を見つけやすくなります。
5. 心の安定が得られ、家族の絆が深まる
”我が家”という安心できる場所があることで、家族全員の心の安定につながります。
特にママにとっては、自分らしい暮らしを実現できる空間があることで日々のストレスが大幅に軽減されます。
- 誰の目も気にせずに過ごせる空間
- 社宅の当番や掃除がまわってこない
- 会社の都合(転勤)に振り回されない生活



やっと自分らしく暮らせる!
家族それぞれがリラックスできる空間があり、一緒に過ごす時間も質の高いものになります。
子どもたちにとっても、友達を気兼ねなく招ける”自分の家”があることで、社交性や自尊心の向上にもつながるでしょう。
転勤族でもマイホーム購入は可能?実現のための戦略


転勤リスクへの対処法
“転勤があるからマイホーム購入は無理”と考えがちですが、実は多くの転勤族がマイホームを購入しています。
重要なのは、転勤が発生した場合の対処法を事前に考えておくことです。
- 単身赴任をするなら、赴任先から帰ってきやすい立地を選ぶ
- 家族で帯同するなら、賃貸に出す・売却する選択肢も
転勤族でマイホームを購入する方は、単身赴任を選ぶ場合も多いです。
厚生労働省の調査によると、単身赴任者の多くは月に1回以上帰省しているとのこと。
そのため、赴任先から帰省しやすいように公共交通機関や空港が近い場所を選ぶと安心です◎



車で帰省するなら高速の入り口付近もおすすめ!
また、マイホームに住まない可能性があるなら賃貸に出す選択肢があります。
立地の良い物件であれば、安定した家賃収入を得ながら資産を保有できます。



将来的に戻ってくる予定がある場合は、数年だけ賃貸として活用することも可能です
売却する場合は、購入から短期間での売却は損失が大きくなる可能性があるため、最低でも5年以上は住む前提で検討することをお勧めします。
購入タイミングの見極め
マイホーム購入のタイミングは非常に重要です。
理想的なのは、転勤の可能性が低い時期や、子どもの教育を考慮した時期です。
例えば、子どもが小学校に入学するタイミングや、夫の年齢や役職から判断して転勤の頻度が下がりそうな時期を狙うのが効果的。
また、会社によっては地域限定勤務制度や転勤免除制度があることも。



まずは、会社の転勤制度について詳しく調べてみてくださいね
資金計画と住宅ローンの準備
転勤族の場合、住宅ローンの審査で不利になることがあるため、事前の準備が重要です。
勤続年数が短い場合でも、収入の安定性や頭金の準備状況によって審査に通る可能性は十分あります。
また、親からの住宅資金贈与や住宅財形貯蓄などを活用し、頭金を多めに準備することで月々の返済負担を軽減することも可能です。
住宅ローンを借りる際は、複数の金融機関で事前審査を受けて最も有利な条件を見つけることも大切です。
体験談|転勤族のわが家がマイホームを購入した経緯


きっかけ|社宅にメリットを感じなくなった
わが家は、夫が34歳の時にマイホームを購入。
ちょうど、上の子が小学校入学・下の子が幼稚園入園のタイミングでした。
結果的に、子育ての面からもマイホームの購入タイミングとしてちょうどよかったのですが、
当初の予定では、社宅に住める期限ギリギリの40歳までは社宅に住むつもりだったんです。
それが、5年も早く購入に至った最大の理由は、社宅生活にメリットを感じなくなってしまったこと。
家賃の安さだけでは解決できない生活しにくさ
わが家は、3か所の社有社宅に計7年住みました。
- 市内の主要な駅に近いマンション
- 田舎にあるアパートタイプの物件
- 市内のオートロック付きマンション
どの社宅も、多少気は遣いましたが人間関係に悩むことはなく楽しく暮らすことができました◎
ただ、住みやすさや当番/掃除の大変さ・社宅の家賃は本当にさまざまだったんです。
- 部屋が汚すぎる(住みにくい)
→ スキマだらけ・カビが生えやすいなど - 秋の落ち葉の量がハンパなく掃除が大変
- 社宅当番の負担が大きい
- 社宅によって家賃に幅がありすぎ



社宅も物件によって個性がありました!
3つめの社宅に住んだときに、家賃がグッと上がったにもかかわらず、当番の負担がかなり増えたこと。
また、幼稚園激戦区で空きが見つからないことも重なり、住みにくさを感じるように・・
今までは、”不満もあるけど家賃は安いし、引越すほどではない”と思えていたのですが、家賃の安さだけでは解決できないほどのしんどさを感じるように。
そんな時に、たまたまマンションのモデルルームに行く機会があって。
これをきっかけに、家族でマイホームの気持ちが高まりマンション購入に至りました◎



まだ先の話と思っていましたが、マンションの値下げ情報を教えてくれた上司に感謝!
マイホームに住んで感じる社宅との圧倒的な違い


半ば勢いで購入したマイホームですが、実際に住んでみて生活の質が圧倒的に上がりました!
社宅とは違い、場所も物件も自分の住みやすい空間を基準に選んだので、
- 居心地の良いと思える内装やデザイン
- 生活に負担のかからない立地(運転しやすさ)
- 子育てしやすい安心できる環境 など



気を遣うこともなく、居心地よく暮らせています
住宅費に関しては当然社宅よりも上がってしまいましたが、この生活が手に入るならしょうがないと思えるほど。



引越し当日の、やっとここから抜け出せる!という感覚が忘れられません
今すぐ始められる具体的な行動ステップ
STEP1:家族会議で方針を決める
まずは家族全員で話し合い、マイホーム購入について共通認識を持つことが大切です。
- 子どもの年齢や教育方針
- 夫の転勤頻度
- 将来的なキャリアプラン など



総合的に考慮してくださいね
STEP2:資金計画の作成
現在の家計状況を整理し、マイホーム購入に向けた資金計画を立てます。
- 頭金の目標額
- 月々の返済可能額
- 諸費用 など



これらを具体的に算出しましょう!
もし、月々の返済可能額がわからなかったり家計状況の整理が難しいと感じるなら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのもオススメです。
FPの中には、住宅ローンに詳しいアドバイザーなどもいるため、より具体的で実現可能なプランを立てることができますよ◎
STEP3:エリア選定と物件調査
- 子どもの教育環境
- 利便性
- 将来的な資産価値
これらを考慮してエリアを選定します。
また、マイホームの種類はさまざまです。
- 一戸建てかマンションか
- 一戸建てなら注文住宅か建売住宅か
- 大規模マンションか小規模マンションか
- 新築物件か中古物件か



それぞれの特徴を理解し、あなたの理想の暮らしを実現できるマイホームを考えてみてくださいね
新しい人生の扉を開く勇気を!


社宅暮らしの限界を感じているあなたへ。
マイホーム購入は決して夢物語ではありません。
転勤族だからこそ、安定した住環境を手に入れることの価値は計り知れないものがあります。
子どもたちに安定した教育環境を作り、家族それぞれが自分らしく過ごせる空間を作ること。
それは家族の幸せと未来への投資でもあります。



そうはいっても、リスクや不安もありますよね
しかし、多くの転勤族ファミリーが実際にマイホームを購入し、充実した生活を送っています◎
重要なのは、しっかりとした計画と準備を行うことです。
今日から始められる小さな一歩から、大きな変化につなげていきませんか?
あなたと家族の新しい人生の扉が、すぐそこに待っているかもしれません。
社宅暮らしで感じている今の悩みは、必ず解決できます。
まずは家族でじっくりと話し合い、理想の住環境について考えてみてください◎
そして、専門家に相談しながら具体的なプランを立てていきましょう!
あなたの決断が、家族全員の明るい未来の第一歩となることを心から願っています^^


具体的なマイホーム計画の進め方はこちら



