転勤族を悩ます賃貸or持ち家問題!わが家が賃貸を選ばなかったワケ

転勤族を悩ます賃貸or持ち家問題!わが家が賃貸を選ばなかったワケ

転勤族は賃貸と持ち家どっちがいいんだろう

転勤族のあなたはこんな風に思っているかもしれません。

転勤族は賃貸向きと主張する方もいますし、どうするべきか悩みますよね。

ですが、住宅手当がいつまでもあるとは限らず、子どもがいると転校の問題も出てきて一筋縄ではいかないのが転勤族のおうち問題ではないでしょうか。

管理人

夫の会社も40歳までしか社宅に住めず、どうするか悩みました

賃貸で転勤についていくかマイホームで定住するか、まさに正反対で究極の選択・・

結論としては、家に対する価値観やライフスタイルにあわせて満足度の高い方を選ぶのがオススメです◎

わが家はマイホームを選びましたが、その理由はわが家の価値観やライフスタイルがマイホームで叶えられるものだったから。

この記事を読んでわかること
  • 転勤族のわが家が賃貸を選ばなかった理由
  • 賃貸と持ち家のメリット・デメリット
  • 賃貸と持ち家の気になるアレコレを比較

この記事ではこれらについて解説します。

あなたの理想の暮らしはどちらで叶えられるのか、ぜひ考えてみて下さいね^^


もくじ(タップできます)

転勤族のわが家が、定年まで賃貸ではなく持ち家を選んだのには3つの理由があります。

  • 住みやすさを重視した
  • 一度は新築の家に住みたかった
  • 老後の家問題で悩みたくなかった

1 . 住みやすさを重視した

夫婦共にインドア派なので、家にいる時間が長く家の居心地は結構大事なポイントでした。

今まで賃貸に1か所と社有社宅に3か所住んだわが家ですが、正直家の居心地はイマイチで・・

  • 壁が薄くて隣の部屋の声が聞こえる
  • すきま風がひどい
  • 家にあまり愛着が持てない

コロナ渦になり、住み心地の大事さをより感じるようになりました。

社宅を出た後はプライベートな空間の保てる家に住みたかったので、自然とマイホームを検討するように◎

管理人

実際にマイホームでは防音対策がしっかりしていて、上階の足音は少し聞こえますが隣の話し声などは全く聞こえません


2 . 一度は新築の家に住みたかった

古い社宅生活が長かったので、社宅を出たら一度は新築の家に住んでみたかったんです。

ただ、新築の賃貸物件を考えたとき

  • 家賃が高め
  • 家賃を抑えると、部屋が狭くなる

それなら、マイホームを探してみようかな?という気持ちになりました。

管理人

自分の価値観に気づくことで家の選び方も明確になります


3 . 老後の家問題で悩みたくなかった

賃貸は高齢になるにつれて借りにくくなると聞き、いずれにしろ定年後にはマイホームを考えていました。

そうはいっても、転勤族だとマイホーム購入後に転勤になれば単身赴任する可能性がありますよね。

まだ子どもも小さいし、夫と離れて暮らすのも嫌で定年まで賃貸で夫の転勤先についていく選択肢も考えました。

その場合、定年までにある程度マイホーム資金を貯めなければなりません。

ただ夫の会社は40歳までしか社宅に住めず、その後の住宅手当は一切なし。

これから子ども2人の教育費もどんどんかかるし、賃貸の家賃を払いながらマイホーム資金を貯めるのは難しいのではと判断しました。

管理人

よく聞く話ですが、わが家も賃貸の家賃を払うのがもったいないと思ってしまいました

あわせて読みたい
  • 状況に応じていつでも引越しできる
  • 住宅ローンを抱えなくていい
  • 固定資産税や修繕費がかからない

賃貸の一番の魅力は身軽さです◎

住み替えが気軽にできるので、夫が転勤になっても状況に応じて引越しができます。

また、収入に応じて家賃の負担が少ない物件に引越すことも可能◎

金銭面では、固定資産税などの維持費もかからず住宅ローンを組まないので精神的な負担も少ないです。

その代わり賃貸は2年ごとに更新が必要な物件が多く、その点はちょっと面倒かも。

最近はDIYも流行っているので、賃貸でもある程度内装を変えたりできますが、やはり気を遣うので思いっきり楽しめないかもしれません。

また、毎月家賃を払っても資産にはならず、壁が薄い物件も多いようです。

ただ、設備が壊れても基本的に修繕費用は大家負担だし、初期費用もマイホームより安い傾向◎

ただ賃貸の場合は、高齢になるにつれて部屋を借りにくくなることもあるので老後の対策をしておく必要があります◎

  • 資産になる
  • 自分好みの家づくりができる
  • 住宅の性能や質が高い
  • 団体信用生命保険に加入できる

持ち家の魅力は、住環境を整えて快適に過ごせることです◎

毎月の住宅費が同じでも一般的に賃貸より設備のグレードが高いことが多く、家の中で快適に過ごせます◎

また、壁に穴をあけたり床に傷がついてもあまり気にしなくていいので気楽で自分好みの空間にしやすいです。

持ち家を持って定住すれば、子どもを転校させなくて済みますしママも仕事を続けやすくなって生活環境を安定させることも可能◎

住環境が良くなる分、維持するための固定資産税や修繕費がかかってきますが、考え方によっては必要経費かもしれません。

また、団体信用生命保険の加入によって万が一に備えられます

団体信用生命保険とは?

住宅ローンを借りた人が病気等で返済が難しくなったときに返済がゼロになるもの。
※過去3年程度の健康状態によって審査あり
 補償内容によって適用される病気も異なる

管理人

わが家は、夫がガンと診断された時点で住宅ローンの支払いがゼロになる保証内容です


このようにメリットたくさんのマイホームなので個人的にはオススメですが、どうしても引越しは気軽にできなります。

夫の転勤になるべくついていきたい方は慎重に検討するべきです。

賃貸持ち家
住み替え
安心感
内装の自由度
維持費
老後
資産
住み心地
賃貸と持ち家の特徴を比較

老後に賃貸物件が借りにくいのはなぜ?

  • 収入が低いことが多い
  • 事故や孤独死の恐れ
  • 認知症によるトラブルを避けるため
  • 契約更新の難易度が高め

賃貸物件を借りるときに審査がありますが、高齢者の中には仕事を退職し年金暮らしの方も多いです。

そのため、収入面で審査に通りにくい傾向があるよう。

管理人

家賃は毎月支払うものなので、審査は貯蓄より収入を重視するそうです


また、若い人よりも孤独死や事故の可能性が高く事故物件になってしまうことを避けるために高齢者の入居を制限することもあるとか。

認知症になった場合は、家賃の払い忘れやゴミ出しのルールを守ることが難しくなる可能性があります。

そのため、大家さんが入居を避けたがる傾向もあるようです。

さらに、高齢になるほど身元保証人が求められるケースが増えているそう。

もし保証人がいなければ、賃貸契約の更新を断られることもあるようです。

賃貸を借りにくい高齢者の特徴
  • 60歳以降
  • 収入が年金のみ
  • 一人暮らし
  • 保証人がいない

ただ、人口の減少や高齢化社会によって高齢者が賃貸物件を借りるハードルも下がってきているようです◎

管理人

あくまでも、借りられないのではなく借りるのが難しくなるということなんですね


賃貸と持ち家の割合はどのくらい?

総務省統計局の住宅・土地統計調査によると、持ち家率は約60%・賃貸率は約40%とここ40年間大きな変動はないようです。

世代別にみると持ち家率が高いのは40代以降で過半数以上が持ち家だそう◎

一般的には土地や建物の値段が下がると持ち家率が上がるイメージですが

実際には持ち家率にほぼ影響がないようです^^

管理人

リーマンショックで住宅価格が大きく下落した時も、持ち家率はあまり変わらなかったそうですよ


賃貸と持ち家、結局どっちがおトク?

賃貸と持ち家って、結局どっちがおトクなの?

住居費は家計の割合も大きい部分なので、なるべく損したくない気持ち、とてもよくわかります!

ただ、持ち家の価格や種類・賃貸の家賃などによってコストも変わり両者を金銭的に比べるのは簡単ではないようです。

ここでは、4500万円の物件を35年ローンで50年住む場合の生涯コストを簡単に比較してみます◎

あくまで一例なので、参考程度にご覧ください^^

条件はこちら

  • 頭金500万円
  • 物件価格4500万円
  • 住宅ローン35年
    (全期間固定金利1.3%)
  • 賃貸の家賃は、持ち家の月々の住宅ローンと同じ金額の物件で比較
賃貸持ち家
(マンション)
住宅費7080万5000万
諸費用354万225万
維持費708万1500万
更新料283万
固定資産税500万
火災保険料50万15万
引越し50万
合計(50年間)8525万7240万

このように、トータルでみると

持ち家の方が約1300万安い

という結果になりました◎

補足
  • 家賃は、持ち家の毎月の住宅ローンと同じ118000円に設定
  • 諸費用は、敷金・礼金など家賃の5倍に設定(引越し5回分も含める)
  • 維持費は、家賃の10%の管理費
  • 更新料は、家賃1か月分を2年ごとに24回で算出
  • 火災保険料は、年間1万に設定
  • 引越しは、10年に1回引越しを想定

持ち家の場合、35年以降は月々の住宅ローンがなくなり維持費のみなので、老後の住宅費の負担が圧倒的に減ります◎

管理人

戸建てなら、マンションのように管理費や修繕積立費が毎月引き落とされないので、金銭的負担はもっと軽くなりますよ


また、同じ家賃の部屋でも広さや部屋数・快適さは持ち家の方が良いことが多いです。

管理人

金銭面だけでなく快適さや老後の安心感もあるなら、持ち家を選ぶ人が多いというのも納得ですよね

賃貸と持ち家、向いている人とは?

いままでお伝えしてきた内容から、それぞれに向いている人の特徴を考えてみました◎

賃貸に向いている人

  • 夫の転勤に気軽についてきたい
  • 新築やマイホームにこだわらない
  • 夫婦だけで暮らしている
  • 収入が不安定
  • 住宅ローンが負担に感じる

いろんな場所に住んでみたい方や、夫の転勤に気軽について行きたい方は賃貸向きです◎

また、住宅ローンを組んでしまうと万が一のことがあって働けなくなった場合に生活が大変になってしまう可能性もゼロではありません。

団体信用生命保険でカバーできればいいですが、そうでない場合ももちろんあります。

どうしても住宅ローンが負担に感じる方は、賃貸の方があっているもかもしれません。

持ち家に向いている人

  • 老後の心配をしたくない人
  • 収入が比較的安定している人
  • 快適な暮らしがしたい人
  • 家族の人数が多く、部屋数が必要な人

収入が比較的安定していて、老後の心配をせず暮らしたい方は持ち家の方が快適に暮らせます◎

また、子どもが3~4人いる場合は賃貸だと手狭に感じることもあるようです。

ある程度部屋の広さが必要な方は、持ち家の方が快適に暮らせるかもしれません◎

ここまで読んでくださりありがとうございます^^

この記事では、転勤族の我が家が賃貸ではなく持ち家を選んだ理由をもとに

両者の特徴についてお伝えしました◎

  • 気軽に住み替えたい人は賃貸
  • 老後が不安は人は持ち家
  • コスト面だけだと持ち家の方がおトク
  • 損得は比較しずらく、家に求めるものによって人それぞれ

「転勤族だから」など損得だけで決めてしまうと、のちのち不満が出てくるかもしれません。

両者の特徴やリスクを比較し、家に何を求めるかぜひ考えてみて下さいね^^

あわせて読みたい


もくじ(タップできます)