
転勤族はマイホームを買うと後悔するって本当?
転勤族は、定期的な異動が避けられないこともありマイホーム購入をためらってしまいますよね。



わが家も転勤族なので、悩む気持ちはとてもわかります!
とはいえ、環境の変化に対応する大変さや子育ての今後を考えたときに、マイホームに定住という選択肢を一度は考えることもあるでしょう。
そこで気になるのが、転勤族のマイホーム購入は本当に後悔するのかということです。



気になった私は、転勤族50人にアンケート調査をしました!
そこでこの記事では、アンケート調査の結果から転勤族がマイホーム購入に満足&後悔した理由や成功者の共通点などを徹底解説します!
- 転勤族はマイホーム事情
- 転勤族のマイホーム、成功と失敗の実態
- 後悔をリカバリーする方法
- 後悔を防ぐマイホーム購入のポイント
マイホーム購入において、後悔ポイントや成功事例を事前に知っておくことはとても大事です。



安心してマイホーム計画をすすめられますよ◎
また、すでにマイホームを購入して後悔している転勤族の方には、今からでも後悔を減らせる方法はないか考えてみました。
マイホームに悩む転勤族の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね^^


【アンケート調査の詳細】
マイホームを購入した経験のある転勤族50名に対し、マイホームの詳細・満足度について調査。
※クラウドワークスにて2024年6月実施。
- マイホームの満足度
- マイホームを購入したきっかけ
- マイホームの購入時期・場所・種類
- 単身赴任・家族帯同の経験について
転勤族のマイホーム事情とは?まずは基礎情報をチェック
まずは、転勤族のマイホーム事情について調べてみました。
お家売却の達人が行った調査によると、転勤族のマイホーム所有率は半数以上です。
ちなみに、持ち家の種類はこちら。
- 一戸建ては38.9%
- 集合住宅は13.3% ※1回の転勤経験者の割合



一戸建てを購入する転勤族が多い傾向です!


また、持ち家に住んでいた転勤族に「内示が出たときに住んでいた持ち家はどうしたか?」と尋ねた結果はこちら。
- 単身赴任
- 空き家にした
- 売却した
- 賃貸に出した
その結果、約半数で単身赴任が最多でした。



単身赴任か空き家の選択肢が多い傾向です
転勤族がマイホームを買うべきか悩む理由
転勤族は、基本的に一定の場所に定住することが難しいです。
そのため、
- 家族が離ればなれになってしまう
- マイホームを購入するタイミングが難しい
- 買っても住めないかもしれない
- 定住場所が決められない
これらの理由から、マイホームを買うべきか悩む転勤族は多い傾向です。



本当に、難しい問題ですよね
賃貸 VS マイホーム、どちらが得?



定住できないなら、いっそ賃貸でもいいのでは?
賃貸vsマイホーム問題は、転勤族なら一度は考えたことがあるかもしれません。
どちらが得か気になりますが、持ち家の価格や種類・賃貸の家賃などによってコストも変わります。
そのため、両者を金銭的に比べるのは簡単ではありません。



会社の住宅手当なども個人差が大きく、難しい問題です
ただ、老後の家に関する安心感で言えばマイホームが有利です。
なぜなら、一般的に高齢になるにつれて家を借りにくくなると言われているからです。
そういった点では、住宅ローンを無理のない範囲で組みマイホームを購入することで、住む場所の心配はなく安心感は得られます。



マイホームに何を求めるかによって最善策はかわるということ!
損得だけでなく、あなたにとって満足度の高い方はどちらなのかを考えてみて下さいね^^


あくまで一例ですが、賃貸とマイホームの生涯コストや特徴について以下の記事で比較してみました!


【後悔】転勤族のマイホーム 後悔の実態


では、実際にマイホームを持つ転勤族は後悔しているのでしょうか?
当ブログでは、マイホームを購入した経験のある転勤族50人を対象にアンケート調査を行いました。
【アンケート調査の詳細】
クラウドワークスにて2024年6月実施。
マイホームを購入した経験のある転勤族50名に対し、マイホームの詳細・満足度について調査。
- マイホームの満足度
- マイホームを購入したきっかけ
- マイホームの購入時期・場所・種類
- 単身赴任・家族帯同の経験について


転勤族50人アンケート!2割が後悔と回答
今回行ったアンケート調査では、マイホームを購入して後悔と回答した転勤族はたったの2割でした。


転勤族にとってマイホームは悩み要素が多いものの、実際には購入して満足している人が圧倒的に多いようです。
マイホーム購入で後悔した具体的な理由
では、どんな理由でマイホームを後悔しているのか、実際のアンケート結果をご紹介します。



当時の赴任先に購入し、今はいろいろな面で不便な場所になってしまった



マイホームを購入して次の転勤まで5年しかなかったため、もう少し購入を我慢してもよかった



夫が単身赴任になると、二重生活になって家計の負担が大きくなる



住宅ローンや毎月の維持費が大変



建てた後のメンテナンスまで考えていなかった



住み始めてすぐに水回りが壊れてしまい改装に40万かかった
これらをまとめると、後悔している転勤族は
- 時期や場所・物件選びの見極めが難しい
- 二重生活で家計の負担が大きい
こういった理由が多いことがわかります。
また、これは転勤族に限ったことではありませんが、マイホームの維持費やメンテナンス費など想定していなかった部分で負担を感じていることも判明。



購入前にこれらについての知識を深めておくことがとても大事!
※「どちらでもない」と回答した理由から、後悔していると感じる内容もあわせてご紹介しています。
【経験談】わが家も後悔ポイントあり!
当ブログの管理人である私も、夫が転勤族です。
そのためマイホーム購入はとても悩んだのですが、いろいろあって2022年に新築マンションを購入しました。
そんなわが家(私)の後悔ポイントは・・
- マイホームの知識がないまま勢いで購入
- 注文住宅に住みたかったのにマンション契約
いろんなタイミングが重なり、マイホーム購入のタイミングとしては最適だったと思っています。
ただ、そのタイミングに合わせるには注文住宅を計画する時間が圧倒的に足りなくて。
もはや、選択肢にも入りませんでした。



家づくりがこんなに時間かかるとは知らず・・
もっと早く動き出しておけば!という後悔がとても大きいです。
とはいえ、後悔はありつつもマイホームでの暮らしはとても快適!
この物件ならマンションでもいいかな?と唯一思えた物件だったので、これも運命なのかもしれません。





思い切って決断してよかったと思っています
わが家のマイホームまでの道のりはこちら>>
後悔をリカバリーできる方法はある?


すでに、マイホームを購入して後悔している転勤族の方もいるかもしれません。
そんな場合、少しでも後悔を減らす方法はあるのか考えてみました!
- 二重生活で家計の負担が大きい
- 転勤で住めなくなった
- 環境が変わり住みづらくなってしまった


家計と住宅ローンの見直しを
- 二重生活で家計への負担が大きい
- 想定外にメンテナンス費がかかる
このように、マイホーム購入で金銭的な負担を感じているなら家計と住宅ローンの見直しが効果的です。
家計の見直し
一度、家計全体を把握してムダな支出がないか確認してみて下さい。
- スマホは格安料金に変更する
- 使っていないサブスクは解約する
- 不要な保険は解約する など



特に固定費の見直しは簡単で効果抜群です


住宅ローンの見直し
住宅ローンは、見直すことで総返済額を減らすこともできます。



住宅ローンの金利によって、支払う金額にかなり差があります
融資を受けた金融機関に相談することで、金利の引き下げや支払いプランの見直し等の支援を受けられますよ◎
住み替え・売却も考えてみる
- 転勤で住めなくなった
- 環境が変わり住みづらくなってしまった
このように、転勤や環境の変化で住めなくなったり、住みにくくなって後悔することがあります。



せっかくのマイホームなのに悔しいですよね
そんな時は、売却(住み替え)をするものアリです。
実際に当ブログのアンケート調査では、マイホーム購入後に遠方に転勤になった際売却をした方が9人いました。
売却した物件の種類はこちら。
- 注文住宅:2人
- 新築一戸建て(建売):2人
- 中古一戸建て:3人
- 新築マンション:0人
- 中古マンション:2人
このうち



購入してからすごく値上がりして売却益が数千万単位で出た



住宅ローンを全額返済できただけでなく300万ほど利益をあげられた
このような方はマイホーム購入にとても満足と回答しています。
マイホームに住めなくなっても、売却が成功することでトータルの満足度は高くなるようです◎
マイホームを買ったことに後悔を感じているなら、いっそ売却を検討するのもアリですよ^^


【満足】転勤族のマイホーム 成功者の声


当ブログの調査では、マイホームに後悔している転勤族は約2割でした。
つまり、8割の転勤族がマイホームを購入して満足しており、転勤族でもマイホーム購入は現実的なものとなっているようです。


50人中8割が満足!その理由とは?
ここでは、マイホーム購入は成功だった!と感じている転勤族の意見をご紹介します。



戸建てなので騒音トラブルを言われることもなく精神的にラク



単身赴任をしていても、帰る場所があるという安心感がある



賃貸に比べて設備も良く住みやすい!



定期的な引越しで生活が落ち着かなかったが、マイホームを購入したことで子どもも楽しく学校に通えている



購入後に土地価格が上がり、住宅ローンを全額返済できただけでなく、300万ほど利益を上げることができた!
これらをまとめると、満足している転勤族は
- 自分の理想のマイホームを手に入れて家の快適さが格段に上がった
- マイホームが必要なくなった時に良い条件で売却できた
こういった共通点がありました。



安定した住環境が得られるのはマイホームの特権ですね
転勤族の「賢いマイホーム購入」の共通点
マイホーム購入に「とても満足・やや満足」と回答した転勤族について、
- 購入したきっかけ
- マイホームの種類
- マイホームの場所



これらの特徴をまとめました
マイホームを購入したきっかけ


マイホームに満足している転勤族は、子どもに関することをきっかけにマイホームにふみきった方が最多でした。
- 子どもが大きくなり賃貸が手狭だった
- 子どもが小学生になり引越しは嫌だと言い出した
- 子ども達に各部屋を与えたかった



家族が増えたり子どもを考慮したタイミングが多いようです
この他にも
- マイホームへの憧れの気持ち
- たまたまちょうどよい物件や土地が見つかった
- 資産になることや老後のことを考えてメリットを感じた
- 社宅の居住期限・住宅補助が減るタイミング
このように、マイホームを購入することでメリットが感じられるタイミングだとマイホームに後悔しにくい傾向があるようです。



マイホーム購入によって、今抱えている悩みが解消されるかがポイント!
マイホームの種類


マイホームを購入する種類は、新築の一戸建てが半数以上で最多でした。
- 収納や家事導線・部屋数や間取りなどこだわりたかった(注文住宅)
- 大きな買い物なので、土地探しから設計・基礎作り・施工の全工程を細かく納得しながら進めたかった(注文住宅)
- 子どもが走り回っても迷惑のかからない家にしたかった(注文住宅)
- 子どもがいるので戸建てがよく、注文住宅よりお金をかけずに購入したかった(建売住宅)
- 家庭菜園やBBQするのが夢だった(建売住宅)
- 大型犬が飼いたかった(建売住宅)
これらの結果から
- 家そのものにこだわりたい人
= 一戸建て - 利便性や売却を考えている人
= マンション



こういった傾向があることが判明!
また、新築か中古だと7割以上が新築を選んでいました。
- 自由に設計できるし、自分の好きな空間が欲しかった(注文住宅)
- 新築の方が快適に過ごせる(新築マンション)



住み心地を優先したい方は新築を選ぶ傾向があるようです



住み始めてすぐに水回りが壊れてしまい、改装に40万かかった
中古物件を購入した中ではこういった声もあり、中古物件はリフォーム代も視野に入れて検討する必要がありそうです。
ぜひ、慎重に検討してくださいね^^


マイホームの場所


マイホームの購入場所は、実家の近くが6割以上で最多でした。
- 子どもに何かあれば、妻が頼るのは妻の両親だと思ったから(妻側の実家の近く)
- 妻が実家の近くを希望したから(妻側の実家の近く)
- 今後高齢になっていく両親のために、どちらの実家にも通いやすいようにした(両実家のあいだ)
- 妥当であり交通の便も良かった(両実家のあいだ)
- 妻の実家は田舎なため(夫側の実家の近く)



子育ての助けや両親の介護の点で安心できることから実家の近くに決めているようです
また、マイホーム購入時の赴任先の近くに決めた方も多い結果となりました。
- 住みやすい環境だったし、子ども小学校に入学するタイミングだったから
- その場所が気に入っていたから
- 当時の赴任先から通勤しやすい場所がよかった
このように、今の環境を変えずにいたいと思う方は赴任先の近くに決めているようです。



わが家も、夫の赴任期間が長くなるタイミングで赴任先の近くに購入しました!
このように、定住場所に関してもよりメリットと安心感が感じられる場所に決めることで後悔しにくいようです。
転勤族がマイホーム購入で後悔しないためのポイント


転勤族がマイホームで後悔しないためには、リスクを知り、納得・考慮したうえで検討することが大事です。
- 将来的にマイホームに住めないかも
- 二重生活で家計の負担が増えるかも
転勤族がマイホームを検討する場合、これらの可能性は切り離せません。
まずはこの事実を受け止めて、考慮した上でマイホームの計画を立てることがポイントです。
具体的には、
- のちのち転勤で住めなくなった時に良い条件で売れる(賃貸に出せる)物件を選ぶと安心
- 二重生活を見越して、マイホームの予算を高く設定しすぎない



もしこれらが受け入れられなければ、マイホームについて一旦慎重になってみても良いかもしれませんね
転勤族のマイホームは慎重に決断しよう


ここまで読んでくださりありがとうございます。
この記事では、転勤族のマイホーム購入は本当に後悔するのか、アンケート調査をもとにお伝えしました。
- 転勤族の約半数が持ち家に住み、アンケート調査では8割以上の転勤族がマイホームに満足
- 後悔する理由は、タイミングや場所の見極め・転勤で住めなくなった・二重生活での家計の不安など
- すでに後悔している場合は、家計や住宅ローンの見直し・売却を検討することで改善の余地あり
- リスクを知り、納得・考慮することでマイホームの後悔は防げる
このように、実際にはマイホームを購入して満足している転勤族が多いことがわかりました。
ただ転勤族である限り、定年までにマイホームを購入すると後悔する可能性もあります。
そのため、今回お伝えしたような後悔事例を事前に知り、ぜひ判断材料にしてみてください^^
転勤族のマイホーム問題はとても複雑ですが、悩みながらもいつかは結論を出す日がきます。
その時にあなたにとって最善の答えが出るように、マイホームの必要性について慎重に考えてみて下さいね!
転勤族がマイホーム購入を成功させる秘訣

