
転勤族だけど、ずっと賃貸で本当に大丈夫なの?
こんな不安を感じたことはありませんか?
社宅や住宅手当があるうちは気楽でも、年齢を重ねるにつれて”老後もずっと賃貸で暮らせるのか?“と悩む方は少なくありません。



夫の会社も社宅に年齢制限があり、家問題に悩みました!
この記事では、転勤族として暮らしてきたわが家の選択とその理由を中心に、ずっと賃貸で暮らすことのメリット・デメリットや持ち家の魅力についてリアルにご紹介します。
- 総務省統計局「住宅・土地統計調査」
この記事を参考に、あなたにとってベストな住まいの選びかたを見つけましょう!


転勤族が抱える住まいの悩みとは?


転勤族にとって、住まいは一生ついて回る悩みの種です。
- 家を買っても転勤は続く
- 子どもが大きくなると転校問題も悩みの種に
- 社宅に住めるのは年齢制限がある
- 住宅手当は打ち切られる場合も



決断が難しいですよね
わが家も、夫の会社は社宅に40歳までしか住めないと知ったとき、真剣に”この先ずっと賃貸でいいのか?“と向き合いました。
ずっと賃貸で暮らし続けるメリット・デメリット


賃貸のメリット
- 引越しがしやすく転勤に対応できる
- ライフスタイルに合わせて住み替え可能
- 住宅ローンの負担がない
- 固定資産税や修繕費がかからない
賃貸は住み替えが自由なので、転勤族にとっては最大の利点です。



引越しが前提の生活でも柔軟に対応できる!
子どもの成長や職場の変化など、生活のニーズに応じて住まいを選び直すことができ身軽です。
また、住宅ローンの返済に追われることがなく、収入が不安定な時期やライフステージの変化にも安心して対応できます。
さらに、建物の維持管理は基本的に大家さんの責任のため、大きな出費を気にせず暮らすことが可能です。
賃貸のデメリット
- 家賃を払い続けても資産にならない
- 壁が薄く住み心地に課題がある場合も
- プライバシーや自由度に制限がある
- 高齢になると賃貸契約が難しくなる可能性
賃貸の場合、毎月の支払いは発生しても自分の資産にはならないのが特徴です。
そのため、将来的な資産形成を重視する方にとっては大きなデメリットに・・
また、賃貸住宅の中には構造上の問題から隣人の音が気になる物件もあります。



住環境にストレスを感じやすい人には悩みのタネになるかもしれません
加えて、壁の制約やリフォーム不可など、賃貸は自由に空間をカスタマイズできない制限も。
そのため、自分好みの空間づくりをしたい方には向かない可能性もあります。
老後に賃貸物件が借りにくいのはなぜ?
年齢を重ねると賃貸物件が借りにくいと言われており、老後の家問題に不安がつきまといます。
- 収入が低いことが多い
- 事故や孤独死の恐れ
- 認知症によるトラブルを避けるため
- 契約更新の難易度が高め
賃貸物件を借りるときには審査があり、高齢者の中には仕事を退職し年金暮らしの方も多いです。
そのため、収入面で審査に通りにくい傾向があるよう。



家賃は毎月支払うものなので、審査は貯蓄より収入を重視するそうです
また、若い人よりも孤独死や事故の可能性が高く事故物件になってしまうことを避けるために高齢者の入居を制限することもあるとか。
認知症になった場合は、家賃の払い忘れやゴミ出しのルールを守ることが難しくなる可能性があります。
そのため、大家さんが入居を避けたがる場合もあるようです。
さらに、高齢になるほど身元保証人が求められるケースが増えているそう。
もし保証人がいなければ、賃貸契約の更新を断られることもあるようです。
- 60歳以降
- 収入が年金のみ
- 一人暮らし
- 保証人がいない
ただ、人口の減少や高齢化社会によって高齢者が賃貸物件を借りるハードルも下がってきているようです!



あくまでも、借りられないのではなく借りるのが難しくなるということ
わが家が持ち家を選んだ3つの理由
転勤族のわが家が、持ち家を選んだのには3つの理由があります。
- 住みやすさを重視した
- 一度は新築の家に住みたかった
- 老後の家問題で悩みたくなかった
1 . 住みやすさを重視したかった
今まで住んだ社宅生活では、騒音や寒さなど住環境に満足できないことが多くありました。
- 壁が薄くて隣の部屋の声が聞こえる
- すきま風がひどい
- 家に愛着が持てない など



3か所とも住み心地はイマイチ!
また、コロナ禍で在宅時間が増えたこともあり「居心地の良い空間」が最優先に。
2 . 一度は新築に住みたかった
長年の社宅生活を経て、”せめて一度は新築の家に住んでみたい”という思いが強まりました。
新築の賃貸物件も検討しましたが、
- 家賃が高め
- 家賃を抑えると、部屋が狭くなる
このように選択肢が限られていたため、自然と持ち家へと気持ちが傾きました。
3 . 老後の住まいへの不安
将来、年金収入になったときに賃貸が借りづらくなるという話をよく聞きました。
さらに、わが家の場合社宅終了後は住宅手当もなくなるため、賃貸の家賃とマイホーム資金の両立は難しいと判断。



子ども2人分の教育費のことも考えると、マイホームを買うべきという判断に!
体験談|マイホームに住んで思うこと
思い切ってマイホーム購入に踏みきりましたが、生活の充実度は格段に上がりました!
- 社宅よりも住宅性能が良く、住み心地が格段に上がった
- 定住したことによりメンタルも生活も安定した



住宅ローンが始まり少し不安もありますが、老後の家の心配がなくなり気持ちもラクです!
賃貸と持ち家のリアルな比較


比較表で6つの特徴を比較
項目 | 賃貸 | 持ち家 |
引越しのしやすさ | ||
維持費 | ||
内装の自由度 | ||
住み心地 | ||
資産性 | ||
老後の安心感 |
このように、コストや自由度を重視するなら賃貸。
一方で、安心感や快適さを求めるなら持ち家という選択肢も十分アリだと感じます!
賃貸と持ち家の割合はどのくらい?


総務省統計局の住宅・土地統計調査によると、持ち家率は約60%・賃貸率は約40%。
ここ40年間大きな変動はないようです。
世代別にみると、持ち家率が高いのは40代以降で過半数以上が持ち家とのこと。
一般的には土地や建物の値段が下がると持ち家率が上がるイメージですが、実際には持ち家率にほぼ影響がないようです。



リーマンショックで住宅価格が大きく下落した時も、持ち家率はあまり変わらなかったそうです!
賃貸と持ち家、結局どっちがおトク?
”じゃあ、賃貸と持ち家はどちらがお得なの?”と思いませんか?



住居費は家計の割合も大きい部分なので、なるべく損したくないと思いますよね
持ち家の価格や種類・賃貸の家賃などによってコストも変わるため、両者を金銭的に比べるのは簡単ではありません。
ただ、あくまで一例ですが”4500万円の物件を35年ローンで50年住む場合の生涯コスト”を簡単に比較してみようと思います!
参考程度にご覧ください◎
- 頭金500万円
- 物件価格4,500万円
- 住宅ローン35年(全期間固定金利1.3%)
- 賃貸の家賃は、持ち家の月々の住宅ローンと同じ金額の物件で比較


項目 | 賃貸 | 持ち家 (マンション) |
住宅費 | 7,080万 | 5,000万 |
諸費用 | 354万 | 225万 |
維持費 | 708万 | 1,500万 |
更新料 | 283万 | ー |
固定資産税 | ー | 500万 |
火災保険料 | 50万 | 15万 |
引越し | 50万 | ー |
合計(50年間) | 8,525万 | 7,240万 |
このように、トータルでみると持ち家の方が約1300万安いという結果になりました!
補足
- 家賃:持ち家の毎月の住宅ローンと同じ118,000円に設定
- 諸費用:敷金・礼金など家賃の5倍に設定(引越し5回分も含める)
- 維持費:家賃の10%の管理費
- 更新料:家賃1か月分を2年ごとに24回で算出
- 火災保険料:年間1万に設定
- 引越し:10年に1回引越しを想定
持ち家の場合、35年以降は月々の住宅ローンがなくなり維持費のみ。
そのため、老後の住宅費の負担が圧倒的に減ります。



戸建てなら、マンションのように管理費や修繕積立費が毎月引き落とされないので、金銭的負担はもっと軽くなりますよ!
また、同じ家賃の部屋でも広さや部屋数・快適さは持ち家の方が良いことが多いです。



金銭面だけでなく快適さや老後の安心感もあるなら、持ち家を選ぶ人が多いというのも納得!
結局どっちが向いてる?転勤族×ずっと賃貸の判断軸


賃貸が向いている人
- 転勤先についてきたい
- 新築やマイホームにこだわらない
- 単身・共働き世帯



こんなあなたは賃貸向き!
持ち家が向いている人
- 定住志向がある
- 教育や老後の安定を重視
- 収入が比較的安定している



こんなあなたは持ち家向き!
あなたにとって最適な住まいとは


ここまで読んでくださりありがとうございます。
この記事では、ずっと賃貸に住むことのメリット・デメリットやわが家が持ち家を選んだ経緯についてお伝えしました。
- コストや自由度重視なら賃貸
→ 転勤先についていきたい・家にこだわらない・単身/共働き世帯 - 安心感や快適さを求めるなら持ち家
→ 定住志向あり・教育や老後の安定を重視・収入が安定 - 賃貸と持ち家の生涯コストの比較
→ 持ち家が1300万安い結果に ※あくまで一例
賃貸にも持ち家にもメリット・デメリットはあります。
重要なのは”転勤族だから賃貸一択”ではなく、自分や家族の価値観・ライフスタイルにあった選択をすること。
我が家はずっと賃貸であることに不安を感じ、持ち家という選択をしました。
あなたにとってのベストな住まいの形が見つかりますように!




具体的なマイホーム計画の進め方はこちら



